ごあいさつ Greetings

この度、2020年10月17日(土曜日)にJR博多駅会議室・JR九州ホール(福岡市)において第2回日本フットケア・足病医学会 九州・沖縄地方会 学術集会を開催することになりました。私、大会長を仰せつかりました医療法人 原三信病院 循環器科の山本光孝と申します。本学術集会を開催させていただくにあたり、一言ご挨拶申し上げます。

本学会が対象としている患者さんは糖尿病や慢性腎不全による維持透析といった基礎疾患を有する下肢末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症)、特にその中でも足を失う原因となる重症下肢虚血の方だけでなく、静脈疾患や糖尿病性壊疽など多岐にわたります。その中でも私が日常診療で携わる重症下肢虚血において、常日頃実感しているのは自分の無力さであります。足を大切断から救う=下肢救済という目的を達するためには、私たち血行再建による血流改善を図る循環器内科・血管外科・放射線科、創部の治療を担当する形成外科・皮膚科・整形外科、患者さんの背景にある慢性病をコントロールする糖尿病内科や腎臓内科による血液透析管理、そして早期発見・発症や再発予防に関わる看護師やフットケア療養者、歩行を守るために術後の回復やリハビリテーションを担当する理学療法士、技師装具士など多職種にわたる関係者が協力する『チーム医療』が不可欠です。そのため我々の戦いには血行再建や創傷処置のためのデバイスや薬物治療、フットケアに使用する物品など、幅広い企業の皆さまからの力の結集が必要です。

本学術集会では『リアルチーム医療~出来る事と出来ない事~』をテーマとしています。我々が足を救う戦いに勝つためには、【出来ること】だけではなく、あまり光が当てられなかった【出来ないこと】を皆で共有し、日常診療にフィードバックできればと考えます。
時に現実は大変厳しく、一人の医師の技術や知識だけでは大きな壁にぶち当たり、結果的に患者さんの足、歩行、命を失い打ちのめされてしまうことを経験します。
もし一人で患者さんの足病の事で困っている方がいましたら、ここに沢山の仲間がいます。遠慮なく、少しだけ勇気を出してご参加ください。

第1回大会に引き続き済生会福岡総合病院 循環器内科 末松延裕先生には事務局長を、当院栁迫昌美先生には副大会長を、母校である九州大学医学部を中心に運営委員をお願いしました。一同大会を成功させるべく鋭意準備を進めております。
本学術集会の特徴としてコメントシステムを使用した聴衆参加型の企画とし、主に治療に従事する医師主導のパネルディスカッションと日常生活のフットケアに従事するコメディカル主導のパネルディスカッションを両輪に、フットケア実技ワークショップを企画することとしました。
足病患者や足未病者に関わる全ての方々のご協力をお願いするとともに、ご参加を心よりお待ちしております。
 
2019年11月吉日

第2回日本フットケア・足病医学会 九州・沖縄地方会 学術集会
大会長 山本 光孝
(医療法人原三信病院 循環器科 心臓・カテーテル室長)


 
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